ケイイチのシンプル生活

断捨離してシンプルライフ! 質素でも楽しい生活の追求ブログです。

電動工具と手工具の話

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街を歩くと建築中の家屋に出くわす事がありますが、昔は大工さんが、現場でカンナやノミを使い家を建てたものです。そこにはフワフワなカンナ屑があり、檜のいい匂いがした物です。 今は工場でプレカットし、現場では組み上げるだけです。

 

タケシさんの映画"座頭市”の冒頭には、そんな昔の大工さんの仕事ぶりをダンス仕立てでリズミカルに描いていました。 実際に大工さんの作業自体はとてもリズミカルで面白い物ですが、1867年のパリ万博の際、日本人の大工に数寄屋造の茶屋を実演で作らせた時には、欧米人はその圧倒的な技術にびっくりしたそうです。

 

皆さんは電動工具で作業する方が、手工具よりも早くできると思ってませんか? 結論から言うと確かにそうなんですが、作業自体は手工具を使う職人技の方が早いらしいです。例えばノミを使ってほぞ穴を掘って行く作業は物凄く高速らしかったです。 でも大工職人は1日の半分近くをノミを研ぐ事に費やしたらしいです。 だから作業合計では電動工具の方が早いとなります。

 

日本のノミは鉄の玄翁で叩いて、ほぞ穴を掘りますが、西洋のノミは木槌で叩きます。しかも手慣れた職人は驚くほど強く正確にノミに玄翁を打ち付けて行くので、一回に抉り取られる量も全然違います。 万一手元が狂ってノミが自分の太ももに刺さるような場合は、自分の大腿骨まで食い込んでしまうくらいだそうです。

 

 

実は日本の手工具は海外のプロの家具職人にはとても人気があり、WoodCraftなどの木工道具通販サイトでは、Japanese Toolとして売られています。 特に人気があるのが、

 

砥石、ノコギリ、ノミ。鉋は調整が難しいのでそれほど普及はしてませんが...

 

皆さんはDIYや家具を自分で作る時、手工具は難しくてプロが使う物だと思ってませんか?   もちろんプロの人は手工具を使いこなす事はできますが、実際にはあまり手工具を使う事を許されません。 プロは生活の為に家具を作ります。作業効率は価格に反映されます。  もちろん仕上げ段階や微調整では手工具は使うでしょうが、最初からのんびり手工具を使って、ゆったりと楽しみながら何かを作ることは、アマチュアの人だけができる芸当です。  せっかく最高の大工道具を持つ国に生まれたのだから、手工具にも興味を持ってはどうでしょう?

 

ちなみに手作りの大工道具は、ホームセンターでは手に入りません。新潟の三条や兵庫の三木の職人さんが作る道具を扱う問屋さんのホームページがたくさんあるので、そちらでどうぞ。