何か手作りで簡単な収納を作ろうと思いたった時、あなたはホームセンターに行って何を買いますか? 基本的にはノコギリとトンカチ(玄翁)が必要ですが、今はもっと良い電動工具があります。それがインパクトドライバー !!
コーススレッドと呼ばれるネジ状の釘を電動工具で打ち付けて材料をしっかり固定する電動工具です。 でも使い方には少し工夫が必要です。
その1. バッテリータイプよりもコードタイプを選ぼう
基本素人の人は毎日使うものではありませんし、たまに使う程度。バッテリー型電動工具の場合、放置されて過放電すると、すぐバッテリーが劣化してしまいます。バッテリーは結構高いので、痛い出費です。 コード式ならばその心配はありません。 但し最初から屋外で使用するのならバッテリー式の方がいいですが。
その2. 安い電動ドライバーよりもインパクトドライバー
パワーが違うし、素人が電動工具買うと、ほぼ一生物です。デジカメのように日進月歩で進化するような物ではないです。最初からある程度いい物買いましょう。
その3. カットはホームセンターで。
簡単な収納家具、棚を作る場合は、SPF材を使うのがお手軽です。 1X4, 1X6材がサイズ的に適してます。 最初に大まかな設計図を書いて、必要な長さを割り出したら、1X4材をホームセンターで買い、その場で必要な長さに切断してもらいましょう。それが一番お手軽です。 インパクトドライバーを使う場合はある程度の板の厚さが必要。 ホームセンターには工作用にもっと薄い木材もありますが、それらは基本的には釘を使って組み立てるのに適してます。インパクトを使うと、板が割れてしまいます。
その4. まっすぐ切るのは難しい。
インパクトドライバーに慣れてきたら、ノコギリを買いましょう。お勧めはZソー、真っ直ぐ切るための治具が用意されてるので、初心者には心強いです。
間違っても丸ノコは買ってはダメです。 丸ノコは確かに真っ直ぐ切れますが、初心者にはパワーが強すぎて危ないです。 大工さんは丸ノコを多用しますが、趣味で木工やDIYをする人は、上達しても丸ノコはほとんど使いません。 最初は皆ホームセンターで売ってるコンパクトな電動工具をイメージしますが、上達してくると大抵据え置き型のテーブルソーやバンドソーを購入するようになります。
その5. 必ず下穴を開けてから、コーススレッドを打ち込みましょう。
いきなりインパクトドライバーで,コーススレッド(木ネジ)を打ち込もうとすると、斜めに入ったり、木材が割れたりします。 インパクトドライバーを買ったら、下穴用のドリルも買いましょう。
その6. 簡易ワークベンチとクランプは最初から必要
いざインパクトドライバーと木ネジ、材料を揃え、作業しようとしても四苦八苦します。インパクトを打ち込む時には、材料をしっかり固定しておかないと難しいから。 あなたの家に作業台になるような机があれば、クランプだけでいいですが、簡易ワークベンチは何かと使い勝手が良いので、1台持っておけばいいと思います。
その7. パイン材を使おう
ホームセンターにあるSPF材は, スプルース、パイン、ダグラスファーの3種類で、主にカナダ、北米から輸入してます。最近では国産の杉材も同じ規格で置いてるホームセンターもあります。 あなたが作った物を塗装する場合、パイン材ならばオイル仕上すれば、経年変化で赤みが出て味わい深くなりますが、その他の材料では元々白っぽい木肌が黄ばんでくるだけであまり味がない気がします。困ったことに、ほとんどのホームセンターではスプルースがメインでパイン材は扱ってません。 近所のホームセンターを回って確認しましょう。
DIYで棚を作るより既製品のカラーボックスの方が遙かに安くできます。でもそれは最初だけ。DIYを積み重ねて行けば、家のリフォームや補修もできるようになりますし、結果的には数千万円節約できるはずです。 コストをかけないで楽しい生活をするにはDIYは大切なあなたの味方です。