woodykhのブログ

断捨離してシンプルライフ! 質素でも楽しい生活の追求ブログです。

薪ストーブと車検の関係

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今まで薪ストーブって、お金持ちの人か、山奥に住んでる人が使うものだと思ってました。 薪ストーブの燃料は広葉樹の薪で、業者から買えばワンシーズン5~8万円もするし、薪ストーブと煙突設置を合わせれば軽く100万円はする....無理かなって!?

 

私は庭で焚き火をして、料理をしたり暖をとったりしますが、なんとかこの暖かい環境を家の中で使いたいという憧れはづっーとありました。でも100万円もする薪ストーブはやっぱり無理!!、転機は3年ほど前にEcoZoomというロケットストーブ型のアウトドア焚き火台を買った事。 EcoZoomはほとんど煙が出ない!!  ロケットストーブの原理は炉内を断熱して高温に保ち、ほぼ煙を完全燃焼させるので、煙は出ないという事, 反面すぐ燃焼するので頻繁に薪を追加する必要がある。

煙が出ないのなら、近所迷惑になりにくいかなと考え、ホームセンターで売ってる安い時計型ストーブの中に、耐熱レンガを敷いて簡易ロケットストーブを作ってみました。結果は微妙?   燃焼が安定して来ると確かに煙は出ないが、燃料は30分に1回程度は投入する必要があるし、 耐熱レンガは熱をストーブに伝えず、無駄に煙突から逃げてる気もする。(十分暖は取れますが。)  

 

結構難しいものだなーと思いながら、あれこれ薪ストーブを検索してると、実は薪ストーブって進化してる事に気がつきました。 薪ストーブは鋳物製のおしゃれなものというイメージがありましたが、ヨーロッパでは今は分厚い鉄板製のものが主流らしい。 鋳物製は適切に温度管理しないとフレームが歪むらしいが、分厚い鉄板製は高温でも大丈夫。かつ燃焼温度が高くなる針葉樹も燃やせるらしい。日本は放置された杉林が呆れるほどあるし、台風で倒れた倒木もほったらかし。 入手しやすい針葉樹が使えるなら、薪ストーブのランニングコストは大幅に下がります。 マイナス点としては、鋳物は鉄板より蓄熱性が高いので、寝る前に薪を入れると部屋は朝まで暖かいが、鉄板製はすぐ冷える。(朝に火入れするとすぐ部屋を温められるそうですが。)

 

欧米では日本に比べ圧倒的に薪ストーブを使ってます。日本でも田舎の一軒家では大きさ的に十分薪ストーブ置けるはずなのに普及率は低い。 森林面積は日本の方が優ってるはずなのに... 薪ストーブ文化は自動車文化と似てる気がします。 外国には日本の様な車検がありません。 欧米では車は自分で手入れするのが当たり前。あれこれいじりながら使うので、結果日本より永く車を乗り続けます。日本人は圧倒的にメカ音痴が多いし、車検というお金で解決してしまう。 日本人にとっては時間の無駄、苦痛に思われる車の手入れも、欧米ではやって当たり前の事、楽しい事、生活の一部とする文化の違いがあります。 薪ストーブも斧で薪を割るのは自分でやるのが基本。倒木や廃材は意外と簡単に手に入りますが、倒木を探して、車に積み下ろしするのは、日本人にとっては時間の無駄、苦痛です。ガスや電気ならボタン1つで済みますし、燃料代はお金で解決できます。

 

問題はお金では解決出来ない事。日本の学校では教えない安全保障です。日本も100年くらい前までは、風呂や調理に薪を使い、山で薪を集めてましたよね。倒木が見つかれば、あっという間に薪として利用したはず。 今は大きな台風が去った後は倒木だらけ。広範囲に及ぶので、行政も放置したまま。次の台風の時にはこれら倒木は山の斜面を流れ出し、河川に流れ堤防決壊を起こしたり、土砂崩れを引き起こしたりします。 人は自然とは切り離して生きていけないのなら、欧米の様に、自然との接点に楽しさを見つけ出せばいいだけなのに。

 

さてファミリーで公園などにバーベキューする文化は日本でもだいぶ根付いてきましたが、最近は子育て卒業したおじさんが、ソロキャンプしたり、少し上級のブッシュクラフトしたりというのが密かに広がり始めてるそうです。 みなさんご存知の"ヒロシ"さんのチャンネルもとても人気です。

 


ヒロシキャンプ【みんな忙しいのでまたソロキャンプ】

 

ほんのちょっとした事ですが、ソロキャンプで焚き火して、炎に癒される事を経験していくだけでも、少しづつ自然との関わりが出来始めて、楽しい人生の要素が増えると思います。