私は職場のアルバイトの大学生には若いうちから資金運用は始めるべきとアドバイスしますが、大半の人は何をすればいいのかわからない、投資するお金なんてまだ無いと言います。が、何人かは投資を始めて行きます。
その1. "何をすればいいのか分からない" なら基本を知ろう!!
株式投資の本やネット、投資信託などいろんなものがありますし、投資といっても多種多様で色んなやり方がありますし、成功する人、失敗する人もいますが、簡単な基本を理解するのが第一です。
1-1. 投資と投機の違い
投資とは自分の手元の資金を運用する事で、長期的に利益を考える事。一方の投機とはギャンブルです。株価の上下の差で利益を生み出して手早く儲ける事。株式投資をした事のない人は"投機"のイメージだと思いますが実際は投資をする人が大半です。
1-2. 配当利益(インカムゲイン)と資本利益(キャピタルゲイン)の違い
株価の変動で利益を出すのが資本利益です。もう一方は毎年年2回ある配当金を受け取る事で得る利益です。 乱暴に言うと配当利益をベースに株を長期保持するのが投資、マーケットの動向を見て株を短期的に売り買いするのが投機です。
1-3. 投資と投機の戦略の違い
投資は自分がどんな会社の株を買うかが重要になりますので、その会社の財務情報や競合などの情報を少しづつ勉強します。最初は配当金が高く、借金が少なく、業績が良い会社の中から気に入ったものを選べばいいので簡単です。 会社の通信簿である貸借対照表や損益計算書は少しづつ勉強すればいいです。
一方の投機は、その会社が何を売ってるかを知る必要はありません。統計的に株価とマーケットの状況から分析して今買い時か売り時かを判断するのがメインで、投資会社ではAIが利用されてます。100万円からスタートした人が数年後に数億円手にするケースもありますが....
その2. 若いうちからスタートする必要性
あなたは後何年寿命がありますか? 例え少額でも配当金は毎年ほぼ出ます。受け取る期間が10年と50年ではどちらが有利かわかりますよね。逆にコツコツ50年貯金したとしましょう。日本はデフレですが、他の先進国だと毎年2%程度はインフレで貯金した金額は目減りするのに対し、株式投資だと毎年緩やかに配当金も上昇しますし、50年前に100万円で買った株は数倍の価値になってます。
最初は10万円からのスタートでもいいので、若いうちから経験していく事が大切です。また配当金ベースで投資する人は、いただく配当金は次の投資の軍資金とし、雪だるま式に増えて行きます。だから投資する期間が長いほど圧倒的に有利になります。
その3. 不労所得でお金の使い方が変わる
よくお金持ちほどケチと言われますよね。それはお金を持ってる人ほどお金がどう動くのかを知ってるからかもしれません。株式の配当金やアパートの家賃、歌手の著作権など自分が働かずとも自動的にお金が入ることを不労所得と言います。配当金ベースで投資する人は容易に何年後にはいくらお金が貰えるか見当できますし、今後どれだけ株を増やせばいいかも計算が簡単です。 配当金投資はこの不労所得のありがたさを実感し、お金の使い方が変わってきます。具体的には無駄使いは減り、堅実に投資に回す様なライフスタイルになる傾向が強いです。
その4. 人生の組み立て方が変わる
最近若い人で投資を始める方が増えてるそうですし、"FIRE"という流行語まであります。これはある程度の資金を作って早期退職し、後は楽しく自由に生活しようというものです。 でもこれは欧米なら昔から当たり前の事。高校でちゃんと資金運用を教えるのでベースがあるし、日本が公務員志向が強い(定年まで働くつもり)なのに対し、欧米では新規事業などにチャレンジする人が多いし、日本は出世してもう十二分な収入があってもその地位にしがみつくのに、欧米ではまだ若いうちから現役引退して次の事にチャレンジする人が多い。これらのベースには、資金運用して堅実な不労所得があるからこそできると思います。
さてあなたが若いうちから資金運用を始めると 65歳の定年を待たずに不労所得である程度の自由が得られるはずです。 日本は自殺率の高い国ですが、会社のために自分の人生を潰す様なことは選択しなくて済むはずです。
その5. 好奇心を持ち続ける事
"年金は破綻する"とか"地球温暖化で人類滅亡する"とかいまだに信じてる人いますよね。そういう人に限って、自分で調べたりしない。 それでもネットの普及で騙される人は減ってきてるとは思いますが、絶対に必要なyoutube番組は押さえるべき。
1. 高橋洋一チャンネル
2. 渡邉哲也show
3. 妙佛 DEEP MAX
4. WiLL増刊号
youtubeで情報発信してるまともな人は、ほぼ100%上記の番組はチェックしてます。〇〇さんの番組では...と言及する事もしばしばあります。星の数ほどある番組数でも役に立つものはほんの一握りしかありません。